神経炎症

最終更新:2026年8月17日

神経炎症は、中枢神経系で生じる防御反応であり、主にミクログリアやアストロサイトなどのグリア細胞が担う。[1]

概要

神経炎症は、損傷や感染、疾患に関連する分子などに反応して起こり、初期には組織修復や細胞残骸の除去を支える。刺激が持続すると、再生を妨げ、神経毒性を伴う反応へ移行することがある。[1]

ミクログリアの役割

ミクログリア中枢神経系に常在するマクロファージ様の自然免疫細胞であり、実質を継続的に監視し、損傷に速やかに反応する。恒常性維持、免疫監視、中枢神経系の発達にも関与する。[1]

細胞間ネットワーク

活性化ミクログリアは単純な炎症促進型と抗炎症型の二分法では捉えられず、多様で状況依存的な状態をとる。神経細胞、アストロサイト、オリゴデンドロサイト、末梢免疫細胞と相互作用し、シナプス刈り込み、炎症増幅、髄鞘の維持と修復を調節する。[1]

エビデンス・科学的評価

単一細胞解析は、疾患関連ミクログリア、インターフェロン応答性ミクログリア、脂肪滴蓄積ミクログリアなど複数の状態を示しているが、ヒトと動物モデルのミクログリアには差があり、病態ごとの解釈が必要である。[1]

安全性・注意点

神経炎症とミクログリアには神経保護的な面と神経毒性的な面があるため、神経炎症を一律に有害とみなし、単純に抑制すべき過程と解釈することはできない。[1]

参考文献・参考情報

  1. PubMed Central: Neuroinflammation and microglia ↩本文

カテゴリ:免疫 / 基礎概念 / 神経

タグ:中枢神経 / 炎症 / 神経炎症

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関連項目