僧帽弁狭窄症

最終更新:2026年8月15日

僧帽弁狭窄症は、僧帽弁の開口部が狭くなって左心室への血液流入が妨げられ、左心房圧の上昇や肺うっ血を起こす弁膜症である。[1]

概要

僧帽弁狭窄症では、左心房から左心室血液が流れる僧帽弁の開口部が狭くなる。最も一般的な原因は慢性リウマチ性心疾患で、弁尖の肥厚や癒合などにより進行する。[1]

症状と合併症

労作時の息切れ疲労動悸などがみられ、進行すると肺うっ血高血圧につながる。左心房の拡大により心房細動が起こりやすくなり、血栓塞栓症の危険も高まる。[1]

評価

診断と重症度評価では心エコー検査が中心となり、弁口面積、僧帽弁を通過する圧較差、肺動脈圧などを確認する。心電図や胸部X線も用いられ、必要に応じて経食道心エコー、運動負荷検査、心臓カテーテル検査などを追加する。[1]

治療

薬物では弁そのものの狭窄を解除できないため、利尿薬や心拍数を調整する薬などで症状や合併症を管理する。適応がある場合は経皮的僧帽弁バルーン形成術や外科手術で機械的に狭窄を改善する。心房細動、血栓塞栓症の既往、左心房内血栓がある場合は抗凝固療法が重要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

僧帽弁狭窄症では心エコーによる弁口面積と血行動態の評価が診断・重症度判定の中心で、重症例ではカテーテル治療や手術が検討される。[1]

安全性・注意点

心房細動や左心房内血栓を伴うと血栓塞栓症の危険が高まり、抗凝固療法などの予防管理が必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Mitral Stenosis ↩本文

カテゴリ:循環器 / 症状・疾患

タグ:僧帽弁 / 僧帽弁狭窄症 / 心臓弁膜症

知識マップ

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関連項目