代謝性アルカローシスは、代謝性の原因によって重炭酸イオンが増え、血液pHが7.45を超えてアルカリ性側へ傾く酸塩基平衡異常である。[1]
概要
代謝性アルカローシスは、血清重炭酸イオンの増加を伴う代謝性のアルカローシスである。正常な血液pHはおおむね7.35〜7.45で、これを超えるアルカリ化がみられる。[1]
原因
原因には嘔吐や胃管吸引による胃酸の喪失、腎臓からの水素イオン喪失、重炭酸の過剰、体液量収縮などがある。低容量、塩化物欠乏、低カリウム血症、腎機能低下、アルドステロン過剰などはアルカローシスを持続させる要因となる。[1]
評価
血液ガスや電解質を確認し、尿中塩化物は原因を分類する手掛かりとなる。病歴、体液量、薬剤使用、血圧、腎機能などを合わせて評価する。[1]
治療
治療は原因に応じて行い、体液量や塩化物、カリウムが不足している場合はそれらを補う。アルドステロン作用などが原因となる場合は、基礎疾患への治療やカリウム保持性利尿薬などが検討される。[1]
エビデンス・科学的評価
代謝性アルカローシスの評価では血液ガスと電解質に加え、尿中塩化物が原因分類に役立ち、治療は体液・電解質異常と基礎原因の是正を中心に行う。[1]
安全性・注意点
重いアルカローシスでは不整脈、脳血流低下による意識変化、神経筋興奮性の亢進などが起こり得るため、原因と重症度に応じた管理が必要となる。[1]
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代謝性アルカローシス
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