男性性腺機能低下症

最終更新:2026年8月15日

男性性腺機能低下症は、精巣または視床下部・下垂体の異常によりテストステロン作用が不足する状態で、性機能低下、精巣容積減少、疲労などを伴うことがある。[1]

概要

男性性腺機能低下症は、精巣そのものの障害による原発性と、視床下部下垂体の障害による続発性に大きく分けられる。原因の区別は治療方針や妊孕性の評価に重要である。[1]

症状

性欲低下、自然勃起や朝立ちの減少、精巣容積の減少、疲労などがみられることがある。症状だけでは診断できず、血液検査による確認が必要となる。[1]

診断

早朝の総テストステロンを別日に2回測定し、低値を確認する。資料では一般に300 ng/dL未満が生化学的低値の目安とされるが、臨床診断には低値に加えて関連症状・所見が必要である。LH、FSH、プロラクチンなどを測って原発性か続発性かを評価する。[1]

治療

症状と反復測定で低テストステロンが確認された患者ではテストステロン補充療法が検討される。正常値の人に補充しても症状改善は期待できない。妊娠を希望する場合、外因性テストステロンは精子産生を低下させるため通常用いない。[1]

エビデンス・科学的評価

男性性腺機能低下症の診断には症状だけでなく、別日に測定した早朝テストステロン低値の反復確認が必要であり、LH・FSHなどで原因部位を評価する。[1]

安全性・注意点

テストステロン補充には副作用や禁忌があり、特に妊孕性を保ちたい人では精子数を低下させるため注意が必要である。治療中は血算、前立腺関連評価など適切な監視が必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Male Hypogonadism ↩本文

カテゴリ:泌尿器 / 症状・疾患

タグ:テストステロン / 性腺 / 男性性腺機能低下症

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関連項目