静脈内投与
静脈内投与(IV)は、静脈へ挿入した針や管を介して薬剤や液体を投与する方法で、投与した内容が消化管などの吸収過程を経ず血流へ直接入る。[1][2]
末梢静脈ライン
一般的な末梢静脈ラインでは、皮膚を通して細いプラスチック製カテーテルを末梢静脈内へ留置する。上肢の手背、前腕、肘付近などの静脈が利用され、必要に応じて超音波ガイド下で留置されることもある。[2]
主な用途
薬剤や輸液、血液製剤の投与が主な用途である。脱水、重症患者の迅速な輸液、電解質異常、経口投与が難しい場合など、さまざまな状況で静脈路が必要となる。[2]
カテーテルの太さと流量
末梢静脈カテーテルではゲージ番号が小さいほど内径が大きい。流量はカテーテル内径の影響を強く受けるため、短く太いラインはより速い輸液が可能となる。[2]
主な合併症
末梢静脈ラインでは、血管外への漏出・浸潤、静脈炎、血栓、感染、血腫、動脈や神経の損傷、閉塞、抜去・逸脱などが起こり得る。安全な使用には挿入部位とライン機能の継続的な観察が必要である。[2]