鼠径ヘルニア

最終更新:2026年8月20日

鼠径ヘルニアは、腹壁の弱い部分から腹腔内の組織が鼠径部へ突出するヘルニアである。男性に多く、陰嚢まで膨らむこともある。[1]

仕組み

腹壁の筋膜に穴や弱い部分があり、そこから腹膜でできた袋状の構造が突出する。生まれつき存在する場合もあれば、腹圧が高まる状況に関連して生じることもある。[1]

症状

目で見える鼠径部の膨らみ以外に症状がないことも多い。立つ、いきむ、重い物を持つなどで痛みや不快感が強くなることがある。[1]

検査

多くは診察で見たり触れたりして診断できる。必要に応じて超音波検査CT検査が行われる。腸閉塞が疑われる場合には腹部X線が用いられることもある。[1]

治療

ヘルニアを根本的に修復する治療は手術であり、弱くなった腹壁を縫合したりメッシュで補強したりする。[1]

嵌頓・絞扼

ヘルニアが大きくなると腸管が袋の中に入り込み、戻らなくなることがある。血流が障害される絞扼に進むと緊急治療が必要となるため、急な強い痛み、圧痛、嘔吐などを伴う膨らみでは速やかな評価が必要である。[1]

関連項目

腸閉塞潰瘍性大腸炎セリアック病

エビデンス・科学的評価

参考文献では、鼠径ヘルニアを腹壁の弱い部位からの突出として説明し、診察を中心に診断し、根治的治療として手術を挙げている。[1]

安全性・注意点

ヘルニアが戻らず強く痛む、吐き気・嘔吐や発熱を伴う、赤紫色や暗色に変色する場合は、腸が締め付けられて血流が失われる絞扼の可能性があり、緊急手術が必要となることがある。[1]

参考文献・参考情報

  1. MedlinePlus Medical Encyclopedia: Hernia ↩本文

カテゴリ:消化器 / 症状・疾患

タグ:ヘルニア / 腹壁 / 鼠径部

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