高浸透圧高血糖状態(HHS)は、主に2型糖尿病でみられる、極端な高血糖と重度の脱水を特徴とする救急疾患である。意識障害やけいれん、昏睡を起こすことがある。[1]
概要
HHSでは血糖が非常に高くなり、尿中へ多量の糖と水分が失われることで高度の脱水が進む。感染症、心筋梗塞、脳卒中、手術、薬剤、糖尿病薬の中断などが誘因となることがある。[1]
症状と検査
口渇と多尿、脱力、吐き気、体重減少、口腔乾燥、発熱、けいれん、混乱、昏睡などがみられる。血糖、血漿浸透圧、電解質、腎機能、ケトン体などを測定し、感染症などの誘因も調べる。[1]
治療
治療ではまず静脈内輸液で脱水と循環を改善し、カリウム補正と静脈内インスリンを慎重に行う。誘因となった感染症などの治療も必要である。[1]
関連項目
低血糖、
高血糖、
糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)を参照。
エビデンス・科学的評価
HHSでは輸液による循環・脱水補正と、電解質管理、インスリン治療を組み合わせる。[1]
安全性・注意点
未治療ではショック、血栓、脳浮腫、けいれん、昏睡、死亡につながる。HHSが疑われる症状は医療上の緊急事態である。[1]
カテゴリ:代謝 / 救急 / 症状・疾患
タグ:HHS / 糖尿病 / 高血糖