高カルシウム血症

最終更新:2026年8月15日

高カルシウム血症は、血液中のカルシウム濃度が正常範囲を超えて高くなった状態である。副甲状腺機能亢進症や悪性腫瘍が代表的な原因となる。[1]

概要

カルシウム神経伝達筋肉心筋の働き、血液凝固、酵素反応などに関わる。血清カルシウムの一部はアルブミンなどの蛋白と結合しているため、測定値はアルブミンや酸塩基平衡の影響も受ける。[1]

主な原因

高カルシウム血症の原因は、副甲状腺ホルモン(PTH)が関与するものと、それ以外に大別される。一次性副甲状腺機能亢進症と悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症が主要な原因であり、ビタミンD過剰、薬剤、長期の不動なども原因となることがある。[1]

症状と診断

軽度では無症状のことがあるが、便秘、筋力低下、精神・神経症状、腎結石、不整脈などが起こり得る。原因検索では病歴と薬剤を確認し、PTH測定を重要な手がかりとして、必要に応じて尿中カルシウムや画像検査などを追加する。[1]

治療

治療は原因と重症度によって異なる。症候性または重症例では輸液などで体液量を補正し、必要に応じてカルシトニンやビスホスホネートなどを用いる。原因疾患への治療も重要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

高カルシウム血症の評価ではPTHを測定して原因を大きく分類し、病歴、薬剤、他の検査を組み合わせる。治療はカルシウム値だけでなく症状と原因に応じて選択される。[1]

安全性・注意点

高度の高カルシウム血症は意識障害、不整脈、腎不全など重い合併症につながることがある。治療では脱水や他の電解質異常にも注意し、原因に応じた管理が必要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Hypercalcemia ↩本文

カテゴリ:代謝 / 症状・疾患

タグ:カルシウム / 電解質 / 高カルシウム血症

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