ヘッドアップティルト試験

最終更新:2026年8月20日

ヘッドアップティルト試験は、身体を傾斜させて起立性ストレスを加え、失神や起立性循環調節異常を評価する検査である。[1]

目的

神経調節性失神が疑われる場合、原因不明の反復転倒、起立性低血圧による失神との鑑別などに用いられる。特定の患者では失神とてんかんの鑑別にも利用される。[1]

方法

患者を専用の傾斜台に固定し、仰臥位から頭側を上げて起立性ストレスを加えながら、血圧心拍などの反応を観察する。必要に応じて薬剤を用いて反応を増強することがある。[1]

解釈

検査中に生じる症状と血圧・心拍反応を合わせて、失神の機序を評価する。[1]

自律神経反応を見る

仰向けから身体を起こすと、重力によって血液が下半身へ移動する。試験ではこの起立性負荷に対して血圧と心拍がどのように変化するかを連続的に観察し、失神の機序を評価する。[1]

陽性所見の解釈

検査中に普段と同様の症状が再現され、同時に血圧低下や心拍変化が確認されることが診断の手掛かりとなる。結果だけでなく病歴や他の検査と合わせて判断する。[1]

エビデンス・科学的評価

ヘッドアップティルト試験は、神経調節性失神や起立性低血圧など、姿勢変化に伴う循環反応の評価に用いられる。[1]

安全性・注意点

検査は失神や強い症状を誘発する可能性があるため、監視下で実施する。薬剤を併用する場合もあり、適応・禁忌を確認した上で行う必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Tilt Table ↩本文

カテゴリ:循環器 / 検査・評価 / 神経

タグ:失神 / 自律神経 / 起立性低血圧

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関連項目