方法
患者が恐れている運動や日常活動を挙げ、恐怖の程度に応じた階層を作る。最も恐怖の少ない課題から始め、恐怖が低下した段階で次の課題へ進み、回避していた動作への関与を少しずつ回復させる。[1]
慢性腰痛での利用
慢性腰痛では、痛みを脅威として捉えることや破局的思考が活動回避と障害を維持する場合がある。段階的曝露は、恐れている動作の有無を確認したうえで、その動作に直接取り組む心理的要素を含む運動療法として用いられる。[1]
恐怖階層を作る
段階的曝露では、痛みや再受傷への恐怖のため避けている動作を洗い出し、恐怖の程度が低い課題から高い課題へ順番に取り組む。単に運動量を時間で増やす方法とは異なり、恐怖や回避行動を標的とする。[1]
慢性腰痛での根拠
慢性非特異的腰痛を対象とした文献では、段階的活動と比べて短期の障害や破局的思考を改善する可能性が示された一方、疼痛そのものの改善には明確な差が示されず、根拠は限定的である。[1]