巨細胞性動脈炎

最終更新:2026年8月15日

巨細胞性動脈炎は、主に50歳以上で中型から大型の動脈に起こる炎症性血管炎であり、頭痛、顎跛行、視覚症状などを起こす。[1]

概要

巨細胞性動脈炎は側頭動脈炎とも呼ばれ、頭蓋内外の中型・大型動脈炎症を起こす。新しく出現した頭痛、側頭部の圧痛、咀嚼時の顎の痛み発熱視覚異常などが代表的である。[1]

関連疾患

リウマチ性多発筋痛症との関連が強く、両者が併存することがある。四肢の跛行、左右の血圧差、脈拍異常など大血管病変の症状を呈する場合もある。[1]

診断

赤血球沈降速度CRPなどの炎症反応は多くの患者で上昇するが、正常でも病気を完全には除外できない。診断は臨床所見に加え、側頭動脈生検や超音波・血管画像などの特徴的所見で確認する。[1]

治療

視力障害を防ぐため、疑いが強い場合は診断確定を待たず高用量コルチコステロイドを開始することが重要となる。再発やステロイド関連有害事象のリスクが高い場合は、トシリズマブなどのステロイド節約薬が用いられることがある。[1]

エビデンス・科学的評価

巨細胞性動脈炎は生検または画像で診断を裏づけるが、不可逆的な視力障害を防ぐため治療開始を検査確定まで遅らせないことが重要である。[1]

安全性・注意点

新しい視覚障害や一過性の視力消失は失明につながる可能性がある緊急所見である。高用量ステロイドの長期使用では感染、骨粗鬆症などの有害事象管理も必要となる。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Giant Cell Arteritis ↩本文

カテゴリ:免疫 / 循環器 / 症状・疾患

タグ:側頭動脈 / 巨細胞性動脈炎 / 血管炎

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 巨細胞性動脈炎 巨細胞性動脈炎は、主に50歳以上で中型から大型の動脈に起こる炎症性血管炎であり、頭痛、顎跛行、視覚症状などを起こす。 免疫・循環器・症状・疾患 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目