FT4は血中でタンパク質に結合していない遊離サイロキシンであり、甲状腺機能を評価する血液検査の重要な指標である。[1]
概要
甲状腺が作る主要なホルモンであるT4には、組織へ入って作用できる遊離T4と、血中タンパク質に結合したT4がある。FT4検査は遊離型のT4を測定する。[1]
検査と解釈
FT4は通常TSHなどと組み合わせ、甲状腺機能低下症や甲状腺機能亢進症の診断・経過観察に用いられる。甲状腺ホルモン治療の確認にも利用される。[1]
遊離型と結合型
血中のT4の多くはタンパク質と結合して運ばれ、一部が遊離T4(FT4)として存在する。FT4は組織へ入り作用できる形で、結合タンパク質の量の影響を受けにくいため甲状腺機能評価に広く用いられる。[1]
TSHとの組み合わせ
FT4は通常TSHと組み合わせて解釈する。FT4とTSHの組み合わせは、甲状腺機能亢進症や甲状腺機能低下症の診断、下垂体由来の異常の検討、甲状腺ホルモン治療のモニタリングなどに役立つ。[1]
検査値に影響するもの
妊娠、重い病気、薬剤、サプリメントなどがT4検査に影響する場合がある。検査前には服用中の薬やサプリメントを医療者へ伝え、FT4だけでなく臨床症状や他の甲状腺検査と合わせて判断する。[1]
エビデンス・科学的評価
FT4は総T4より直接的に遊離ホルモン量を反映し、TSHと合わせた評価が甲状腺機能の把握に用いられる。[1]
安全性・注意点
FT4の異常だけでは原因を確定できず、重い病気や薬剤などでも値が影響を受ける。採血には軽い痛みや皮下出血のリスクがある。[1]
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