症状と誘因
息切れ、咳、胸部圧迫感、喘鳴が主な症状である。運動時の換気量増加による気道の冷却と乾燥、冷たく乾いた空気、汚染物質、アレルゲン、塩素関連刺激などが反応を誘発し得る。[1]
診断
症状だけでは感度と特異度が低いため、肺機能検査と運動または気道誘発試験で客観的に確認する。運動負荷後の1秒量が基準値から10%以上低下することが一般的な診断基準であり、基準値が正常でも誘発試験が必要な場合がある。[1]
管理
心肺体力の向上、ウォームアップ、冷たく乾いた空気や汚染物質などの回避といった非薬物的対策がある。薬物療法には短時間作用型β刺激薬、吸入コルチコステロイド、ロイコトリエン受容体拮抗薬、肥満細胞安定薬などが用いられる。[1]
運動負荷後の評価
運動誘発試験では、運動後5、10、15、30分など複数の時点で1秒量(FEV1)を測定し、基準値からの低下を確認する。FEV1低下率は反応の程度をみる指標にもなり、検査の再現性が十分でないことから、臨床的に疑わしい場合には再検査が必要になることもある。[1]