弁証法的行動療法(DBT)

最終更新:2026年8月20日

弁証法的行動療法(DBT)は、認知行動療法を基盤に、受容と変化の両方を重視しながら、感情調整や対人関係、危機対処の技能を学ぶ心理療法である。[1]

構成

DBTでは、個人療法、技能訓練、電話コーチング、治療者チームなどを組み合わせる標準的な形がある。技能訓練ではマインドフルネス、苦痛耐性、感情調整、対人関係の有効性などを扱う。[1]

対象

境界性パーソナリティ障害や自傷・自殺関連行動を中心に発展し、その後さまざまな精神疾患や問題行動へ応用が検討されている。[1]

「受容」と「変化」

DBTは認知行動療法を基盤としながら、現在の体験を受け入れることと、問題となる行動を変えることの両方を重視する。相反する二つの視点を統合する「弁証法」が名称の由来となる。[1]

エビデンスの範囲

レビューでは、境界性パーソナリティ障害などでDBTの有効性を示す研究がある一方、対象疾患や比較治療、アウトカムによって根拠の確実性は異なる。すべての精神疾患へ同じ効果を一般化することはできない。[1]

安全性・注意点

自傷や自殺念慮がある場合は、DBTの技能練習だけで対応せず、危機対応を含む専門的な精神医療につなぐ必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Dialectical Behavioral Therapy for Adults with Mental Illness ↩本文

カテゴリ:メンタルヘルス / 心理療法 / 精神・心理

タグ:DBT / 心理療法 / 感情調整

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関連項目