思春期遅発症は、二次性徴が通常より遅れて始まる、または始まっても正常に進行しない状態である。女子では13歳までに乳房発育がない、または16歳までに月経が始まらない場合、男子では14歳までに思春期が始まらない場合が目安となる。[1][2]
主な原因
最も一般的なのは家族性の体質的な思春期遅延で、成長や思春期の開始が遅いものの、その後は正常に進むことがある。ほかに低体重、慢性疾患、甲状腺機能低下、性腺機能低下、遺伝性疾患、化学療法や放射線治療などが原因となることがある。[1][2]
評価
家族歴や成長の経過、食事・運動・既往歴を確認し、身体診察に加えて性ホルモンや甲状腺ホルモンなどの血液検査、骨年齢のX線検査、必要に応じて遺伝学的検査や画像検査を行う。[1][2]
治療
治療は原因によって異なる。体質性遅延では経過観察となることがあり、基礎疾患があればその治療を行う。必要な場合には、女子ではエストロゲン、男子ではテストステロンなどを用いて思春期の発達を促すことがある。[1][2]
男女での目安
思春期遅発症の目安として、女子では13歳までに乳房発育が始まらない、または16歳までに月経が始まらないこと、男子では14歳までに精巣の発育が始まらないことなどが評価のきっかけとなる。[1][2]
骨年齢
左手・手関節のX線で骨年齢を確認すると、暦年齢に対して骨の成熟がどの程度進んでいるかを評価できる。必要に応じて経時的に再検査される。[1][2]
エビデンス・科学的評価
家族性の体質的な思春期遅延は自然に進行することが多い一方、原因疾患や性腺機能低下がある場合は原因に応じた治療が必要となる。[1][2]
安全性・注意点
成長速度が遅い、基準年齢を過ぎても思春期が始まらない、または始まっても進行しない場合は評価が必要である。[1][2]
カテゴリ:小児 / 症状・疾患
タグ:ホルモン / 思春期 / 発育
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思春期遅発症
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