コルチゾール覚醒反応は、起床直後からコルチゾール濃度が上昇し、約30〜45分後にピークとなる反応である。心理社会的機能との関連が研究されるが、個人差と研究間のばらつきが大きい。[1]
生理的特徴
コルチゾールは糖代謝などに関与するステロイドホルモンで、日内変動を示す。早朝の起床後に急上昇し、その後は日中を通じて緩やかに低下する。[1]
測定
覚醒時からの増加量は、起床時と起床後の値の差、最大値と最小値の差、時間に対する傾きなどで表される。起床後の総分泌量は曲線下面積で評価され、増加の大きさとは別の情報を示す。[1]
解釈
起床時刻、平日・休日、喫煙、薬剤、採取手順への順守などが測定値に影響する。正常・低反応・高反応を区切る確立した基準値はなく、研究ごとに測定法も異なる。[1]
エビデンス・科学的評価
212研究の709所見を統合したメタ解析では、心理社会的要因は覚醒後の増加量や総分泌量の分散の1〜3.6%を説明した。うつは高い総分泌量、心的外傷後ストレスは低い総分泌量と関連したが、個別要因と増加量の関係は結論が一定しなかった。[1]
安全性・注意点
コルチゾール覚醒反応には確立した診断用基準値がなく、単回測定だけでストレス状態や精神疾患を判定することはできない。採取条件と測定法をそろえて解釈する必要がある。[1]
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コルチゾール覚醒反応
コルチゾール覚醒反応は、起床直後からコルチゾール濃度が上昇し、約30〜45分後にピークとなる反応である。心理社会的機能との関連が研究されるが、個人差と研究間のばらつきが大きい。
人体・生理・代謝・基礎概念
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