概要
角膜は強膜と角膜輪部で連続し、前房、虹彩、瞳孔の前方に位置する。外側から上皮、Bowman膜、実質、Descemet膜、内皮の5層からなる。[1]
光学機能
角膜は眼に入る光の屈折の約65〜75%を担い、水晶体へ光を送る。透明性と一定の曲率を保つことが明瞭な視覚に重要である。[1]
保護機能
角膜上皮は外来物質の侵入を防ぐ障壁として働き、涙液は角膜を湿潤・清潔に保つ。角膜は血管を持たず、周囲組織や涙液などから栄養と酸素供給を受ける。[1]
透明性を保つ仕組み
角膜は血管を持たず、涙液や房水から栄養を受ける。最内層の角膜内皮は実質から余分な水分をくみ出して透明性を保ち、角膜には三叉神経第1枝由来の感覚神経が豊富に分布するため、異物や傷に対して非常に敏感である。[1]
角膜実質は角膜の最も厚い層で、規則的に配列するコラーゲンと水分が形状と透明性に関与する。外傷後の瘢痕が視軸にかかると視力へ影響し得る。[1]