慢性骨盤痛

最終更新:2026年8月17日

慢性骨盤痛は、下腹部または骨盤に3〜6か月以上持続または反復する痛みであり、主に女性にみられるが男性にも生じる。[1]

関連要因と仕組み

子宮内膜症過敏性腸症候群、間質性膀胱炎骨盤内炎症性疾患盤底筋機能障害、気分障害などが併存し得る。痛みが長引くと中枢神経が刺激に過敏になる中枢性感作が生じ、軽い刺激が強い痛みとして感じられることがある。[1]

評価と管理

診断は病歴と身体診察を中心に行い、警告症状を確認したうえで、血液尿検査妊娠検査、性感染症検査、骨盤超音波などを選択する。管理は原因疾患への治療に加え、鎮痛薬、ホルモン療法、神経障害性疼痛への薬物療法、骨盤底理学療法、認知行動療法などを組み合わせる。[1]

エビデンス・科学的評価

慢性骨盤痛の治療根拠は限定的で、画像検査や検査室検査でも原因を特定できない場合がある。身体的要因と心理的要因を同時に扱う多職種連携が重要とされる。[1]

安全性・注意点

性交後出血、閉経後出血または閉経後の新規発症、原因不明の体重減少、骨盤内腫瘤、血尿、炎症反応高値は全身疾患や悪性疾患を示す警告所見であり、急性腹症や制御不能な強い痛みは緊急評価を要する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Chronic Pelvic Pain ↩本文

カテゴリ:婦人科 / 疼痛 / 症状・疾患

タグ:CPP / 慢性骨盤痛 / 骨盤痛

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