カモミール

最終更新:2026年8月20日

カモミールは、古くから利用されてきたハーブで、ドイツカモミールとローマンカモミールなどがある。さまざまな症状への利用が宣伝されているが、多くの用途では臨床的な有用性を判断できるほど信頼性の高い根拠は十分ではない。[1]

特徴と利用

NCCIHの資料は主にドイツカモミールを扱っている。カモミールは風邪、消化不良不安不眠、乳児疝痛など多くの目的で用いられ、皮膚への外用や洗口にも利用されている。[1]

研究状況

全般性不安障害やそれに伴う抑うつに役立つ可能性を示す予備的研究がある。一方、乳児疝痛や小児下痢で利益を示した研究には他のハーブとの混合製品が含まれ、カモミール単独の効果は確認されていない。不眠については、2019年のレビューに含まれた試験で利益が示されなかった。[1]

製品の違い

カモミール単独と複数ハーブの混合製品では結果をそのまま同一視できない。利用目的ごとに、使用された製剤と研究の質を確認する必要がある。[1]

エビデンス・科学的評価

特定の疾患に対するカモミールの有用性を評価する研究はあるが、全体として信頼できる証拠は十分でない。全般性不安障害など一部の領域では予備的な利益が示唆される。[1]

安全性・注意点

食品や茶に通常含まれる量の経口摂取はおおむね安全と考えられるが、吐き気、めまい、アレルギー反応、まれにアナフィラキシーが起こり得る。ブタクサ、キク、マリーゴールド、ヒナギクなどにアレルギーがある人は反応しやすい。ワルファリンなどとの相互作用が報告され、妊娠・授乳中の安全性は十分に分かっていない。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCCIH: Chamomile: Usefulness and Safety ↩本文

カテゴリ:ハーブ・生薬

タグ:カモミール / ハーブ

知識マップ

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