脳脊髄液

最終更新:2026年8月15日

脳脊髄液(CSF)は、中枢神経系の周囲を満たす透明な液体であり、脳室、くも膜下腔、脊髄中心管などに存在する。脳と脊髄の機械的保護や化学的環境の維持に関与する。[1]

概要

脳脊髄液は血漿に似た透明な液体で、主に室内の脈絡叢と上衣細胞によって産生される。成人では1日に約500mLが産生され、体内にはおよそ125〜150mLが存在するとされる。[1]

循環

脳脊髄液は側脳室から第3脳室、第4脳室へ流れ、正中口・外側口を通ってくも膜下腔へ入る。脳と脊髄の周囲を循環した後、主にくも膜顆粒を介して静脈系へ再吸収される。[1]

主な役割

脳脊髄液は浮力によって脳の実効重量を軽減し、衝撃から神経組織を保護する。また、中枢神経系の化学的環境や老廃物の移動にも関与する。[1]

エビデンス・科学的評価

脳脊髄液は産生・循環・再吸収を繰り返す液体として、脳室系とくも膜下腔を満たし、中枢神経系の保護と恒常性維持に関与する。[1]

安全性・注意点

脳脊髄液の流れや吸収が障害されると水頭症などにつながることがある。腰椎穿刺は脳脊髄液の検査に用いられるが、適応や禁忌を考慮して行われる手技である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Neuroanatomy, Cerebrospinal Fluid ↩本文

カテゴリ:人体・生理 / 神経

タグ: / 脳脊髄液 / 髄液

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