中心性漿液性脈絡網膜症

最終更新:2026年8月17日

中心性漿液性脈絡網膜症は、黄斑部の網膜下に液体がたまり、局所的な漿液性網膜剥離を起こす疾患である。網膜色素上皮の機能不全と脈絡膜血管の変化が関わる。[1]

症状と関連要因

かすみ目、像のゆがみ、物が小さく見える症状などが現れる。20〜45歳の男性に多く、心理的ストレス、内因性コルチゾール高値、外因性ステロイド使用などとの関連が報告されている。[1]

検査

眼底検査に加え、光干渉断層計で網膜下液や色素上皮剥離を確認する。フルオレセイン蛍光眼底造影、インドシアニングリーン造影、光干渉断層血管撮影は漏出部位や脈絡膜変化、脈絡膜新生血管の評価に用いられる。[1]

経過と治療

多くの初回例は3〜6か月で自然に改善するため、経過観察される。持続・再発例や慢性例では、光線力学療法、漏出部位へのレーザー治療などを状態に応じて検討する。[1]

エビデンス・科学的評価

急性例の80%超が自然に改善するとされる一方、未治療例の再発は最大50%にみられる。6か月を超えて続く慢性例では、黄斑変性、中心窩萎縮、網膜色素上皮変化による不可逆的視力低下の危険がある。[1]

安全性・注意点

慢性化や急な視力低下は眼科評価が必要である。ステロイド使用との関連はあるが、他疾患の治療で用いているステロイドを自己判断で中止せず、代替治療の可否を担当医と調整する必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Central Serous Chorioretinopathy ↩本文

カテゴリ:症状・疾患 /

タグ:CSC / 網膜 / 黄斑

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関連項目