気管支拡張薬反応試験

最終更新:2026年8月20日

気管支拡張薬反応試験は、気管支拡張薬の吸入前後で肺機能を測定し、気道狭窄がどの程度改善するかを確認する検査である。[1]

方法

通常はスパイロメトリーを用いて吸入前の機能を測定し、サルブタモールなどの気管支拡張薬を吸入した後に再測定して変化を評価する。[1]

仕組み

気管支拡張薬は気道平滑筋を弛緩させるため、可逆的な気道狭窄がある場合にはFEV1などの呼吸機能が改善する。喘息の診断を補助する目的で利用される。[1]

判定値

登録資料で検討された研究には、400μgサルブタモール後にFEV1が200mL以上かつ12%以上増加することを基準としたものなど、複数のカットオフが含まれている。[1]

検査の限界

気管支拡張薬反応は喘息診断を支える検査だが、単独で確定する検査ではない。出典の成人データでは、FEV1が200mLかつ12%以上増加する基準は特異度が比較的高い一方で感度が低く、陰性でも喘息を十分に除外できない。[1]

エビデンス・科学的評価

成人の診断精度研究では複数の判定基準が検討されているが、登録資料では全体としてエビデンスの質は低〜非常に低いものが多かった。[1]

安全性・注意点

気管支拡張薬反応が乏しくても喘息を完全に除外できるとは限らず、逆に反応だけで診断を確定するものでもない。症状や他の検査所見と合わせて判断する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Bronchodilator Reversibility Test ↩本文

カテゴリ:呼吸 / 検査・評価

タグ:スパイロメトリー / 喘息 / 気管支拡張薬

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関連項目