季節性情動障害との関係
季節性情動障害は秋から冬に抑うつエピソードが現れ、春から夏に軽快する季節パターンを示すことが多い。日照時間の短縮に伴う概日リズム、メラトニン、セロトニン系などの変化が病態に関与すると考えられている。[2]
標準的な方法
資料では、10,000ルクスの光を1日30分、早朝に浴びる方法が標準的なプロトコルとして示されている。光源との距離は60〜80cm程度、または機器メーカーの指示に従う。より低い照度では、より長い照射時間が必要となる。[2]
効果が現れるまで
治療反応は一般に2〜3週間で確認され、症状が自然に軽快する春・夏まで継続する方法が用いられる。SADに対する光療法は、認知行動療法や抗うつ薬などと並ぶ治療選択肢の一つである。[2]
認知行動療法との比較
SAD向け認知行動療法(CBT-SAD)は光療法と同程度の短期効果を示した研究があり、2冬にわたる追跡ではCBT-SADの方が効果が持続した研究も報告されている。治療選択は症状、既往、本人の希望などを踏まえて行う。[2]
予防目的との違い
資料では、光療法による季節性うつ病の発症予防については有効性が確認されていないとされる。一方、治療としての光療法と、症状が出る前から行う再発予防は分けて考える必要がある。[2]
副作用と注意点
主な副作用は頭痛や眼精疲労などで、多くは軽度かつ一時的とされる。既存の眼疾患がある人や眼へのリスクが高い人では、開始前に眼科的評価を受けることが推奨される。[2]