呼吸パターン障害

最終更新:2026年8月20日

呼吸パターン障害は、慢性的な呼吸様式の変化によって、心肺疾患だけでは説明しきれない息苦しさや非呼吸器症状が生じる状態の総称である。[1]

主な型

提案されている分類には、過換気症候群、周期的な深いため息、胸郭優位呼吸、強制的な腹式呼気、胸腹部非同期がある。複数の型が同じ人に併存することもあり、過換気は呼吸パターン障害の一型であって全体と同義ではない。[1]

評価

診断の前に器質的な心肺疾患を除外するか、併存疾患を十分に治療する必要がある。ナイメーヘン質問票、呼気終末二酸化炭素、呼吸運動の触診評価などが使われるが、確立した単一の診断基準やゴールドスタンダードはない。[1]

複数の型

呼吸パターン障害には過換気だけでなく、胸郭優位の呼吸、周期的な深呼吸、呼吸の不規則性など複数のパターンが含まれる。喘息など器質的な心肺疾患と併存することもある。[1]

呼吸再訓練

呼吸の速度や深さ、胸腹部の動きを整える再訓練が用いられることがあるが、研究は小規模・非対照のものも多く、どの型にどの方法が最適かは十分に確立されていない。[1]

エビデンス・科学的評価

呼吸再訓練で症状が軽減する可能性はあるが、根拠は限定的で対照群のない研究が多い。型ごとの診断基準と、それぞれに適した再訓練法を確立する追加研究が必要である。[1]

安全性・注意点

喘息などの器質的疾患を呼吸パターン障害と誤認しないことが重要である。急性発作時に袋などで再呼吸させる方法は推奨されておらず、まず安心を促して経過をみる対応が示されている。[1]

参考文献・参考情報

  1. PubMed Central: Dysfunctional breathing: a review of the literature and proposal for classification ↩本文

カテゴリ:呼吸 / 心身アプローチ / 症状・疾患

タグ:呼吸パターン障害 / 機能性呼吸 / 過換気

知識マップ

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