β遮断薬

最終更新:2026年8月20日

β遮断薬は、βアドレナリン受容体を遮断して交感神経系の作用を抑え、心拍数や心筋収縮などを調節する薬剤群である。[1]

概要

β遮断薬は頻脈、高血圧心筋梗塞、心不全不整脈冠動脈疾患などの循環器疾患を中心に、甲状腺機能亢進症振戦片頭痛予防、緑内障などにも使用される。[1]

作用・使用

β1選択性や内因性交感神経刺激作用などの性質は薬剤ごとに異なる。心臓へのβ1作用を遮断すると心拍数や心収縮力が低下し、血圧や心筋酸素需要を減らす方向に働く。[1]

選択性

β遮断薬にはβ1受容体を比較的選択的に遮断する薬と、β1・β2の両方へ作用する非選択的薬がある。喘息や末梢循環などへの影響は薬剤の選択性によって異なる。[1]

主な副作用

徐脈、低血圧、疲労、めまいなどがみられることがある。非選択的β遮断薬は気管支収縮を起こし得るため、喘息などでは薬剤選択に注意する。[1]

急な中止

長期使用中のβ遮断薬を急に中止すると、頻脈や血圧上昇、狭心症の悪化などが起こる可能性があるため、変更や中止は医療者の管理下で行う。[1]

エビデンス・科学的評価

β遮断薬は多様な心血管疾患で確立した治療選択肢であり、薬剤の選択は適応疾患と患者の合併症によって異なる。[1]

安全性・注意点

徐脈、低血圧、疲労、気管支攣縮などが起こり得る。急な中止で頻脈や高血圧などが悪化することがあるため、治療変更は臨床的な管理下で行う必要がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Beta Blockers ↩本文

カテゴリ:基礎概念 / 薬理

タグ:β遮断薬 / 循環器薬 / 降圧薬

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関連項目