ベースエクセス

最終更新:2026年8月20日

ベースエクセス(base excess)は、血液ガス分析で算出される酸塩基平衡の指標の一つで、血中の塩基が相対的に過剰か不足しているかを表す。[1]

血液ガスでの位置づけ

血液ガス分析ではpH、二酸化炭素分圧などが測定され、重炭酸イオン(HCO3−)やbase excess/base deficitが計算される。これらを組み合わせて呼吸性・代謝性の酸塩基異常を評価する。[1]

意味

base excessは血液中の塩基の相対的な過剰を、base deficitは不足を示す。特に代謝性成分を考えるための補助となる。[1]

利用

救急、集中治療、呼吸器、麻酔などで、呼吸・循環・代謝異常の評価の一部として利用される。[1]

酸塩基平衡での役割

base excessは、血液の酸塩基平衡のうち主として代謝性成分を考えるための計算値である。pHとPaCO2、重炭酸イオンなどと組み合わせることで、呼吸性変化と代謝性変化のどちらが中心かを整理する手掛かりとなる。[1]

単独では診断しない

血液ガスの解釈ではbase excessだけで病態を決めず、pH、PaCO2、HCO3−と臨床状況を順序立てて評価する。混合性の酸塩基異常では複数の変化が同時に存在することがある。[1]

エビデンス・科学的評価

血液ガス分析ではpHとPaCO2などの実測値からHCO3−やbase excess/deficitを算出し、酸塩基状態を評価する。[1]

安全性・注意点

base excessは計算値であり、装置や校正、計算方法により差が生じうる。単独ではなくpH、PaCO2、HCO3−、臨床状況と合わせて解釈する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Arterial Blood Gas Analysis ↩本文

カテゴリ:呼吸 / 救急 / 検査・評価

タグ:BE / 血液ガス / 酸塩基平衡

知識マップ

関連する項目をタップして、医学知識のつながりをたどれます。

いま見ている項目 ベースエクセス ベースエクセス(base excess)は、血液ガス分析で算出される酸塩基平衡の指標の一つで、血中の塩基が相対的に過剰か不足しているかを表す。 呼吸・救急・検査・評価 この記事を読む →

周囲の項目を押すと、その項目を中心にマップが切り替わります。

関連項目