抗てんかん薬

最終更新:2026年8月15日

抗てんかん薬は、てんかん発作の発生を抑えるために用いられる薬剤群であり、神経細胞の興奮性やシナプス伝達をさまざまな仕組みで調節する。[1]

概要

抗てんかん薬は発作治療の中心となる薬剤群で、発作型、基礎疾患、年齢、妊娠可能性、併用薬、副作用などを考慮して選択する。薬剤によって適する発作型が異なる。[1]

作用の仕組み

主な作用には電位依存性ナトリウムチャネルやカルシウムチャネルの抑制、GABAによる抑制性神経伝達の増強、グルタミン酸受容体の抑制、カリウムチャネルの調節などがある。複数の機序を持つ薬もある。[1]

主な薬剤

カルバマゼピン、フェニトイン、ラモトリギン、バルプロ酸、レベチラセタム、トピラマート、ベンゾジアゼピン系など多くの薬があり、効果と副作用、薬物相互作用を踏まえて個別に用いる。[1]

管理

治療中は発作の制御状況と副作用を確認し、必要な薬では血中濃度や血液・肝腎機能などを監視する。服薬時刻や用量を自己判断で変更すると発作再発につながる可能性があるため、処方に沿った継続が重要となる。[1]

エビデンス・科学的評価

抗てんかん薬は複数の作用機序を持つ多様な薬剤群であり、発作型と患者背景に合わせて選択し、効果と有害事象を継続的に評価する。[1]

安全性・注意点

眠気、めまい、認知・気分変化などのほか、まれに重い皮膚障害、血液障害、肝障害などが起こる。薬物相互作用や妊娠時のリスクも薬剤ごとに異なるため、自己判断で中断・変更しないことが重要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Seizure Medications ↩本文

カテゴリ:基礎概念 / 神経 / 薬理

タグ:てんかん / 抗てんかん薬 / 薬理

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