抗精神病薬

最終更新:2026年8月15日

抗精神病薬は、統合失調症などの精神病症状を治療する薬剤群で、第一世代は主にドパミンD2受容体を、第二世代はドパミンD2受容体とセロトニン受容体を遮断する。[1]

概要

抗精神病薬は第一世代(定型)と第二世代(非定型)に大きく分けられる。統合失調症・統合失調感情障害の急性期と維持療法、急性躁状態、精神病うつ病、重度の興奮などで用いられる。[1]

作用

第一世代抗精神病薬は主にドパミンD2受容体を遮断する。第二世代はD2受容体に加えてセロトニン5-HT2A受容体などにも作用し、薬剤ごとに受容体作用の特徴が異なる。[1]

主な副作用

第一世代では錐体外路症状、鎮静、抗コリン作用、起立性低血圧高プロラクチン血症、QT延長などが起こり得る。第二世代では体重増加血糖脂質異常などの代謝副作用が問題となる薬剤がある。クロザピンでは好中球減少など特有の監視が必要となる。[1]

モニタリング

薬剤と患者背景に応じ、体重、血圧、血糖、脂質、心電図、血球数などを確認する。治療効果と副作用のバランスをみながら継続・変更を判断する。[1]

エビデンス・科学的評価

抗精神病薬は第一世代と第二世代で受容体作用や副作用の傾向が異なり、精神症状への効果だけでなく運動症状・代謝異常・心電図変化などの監視が必要となる。[1]

安全性・注意点

悪性症候群、重い不整脈、好中球減少など重大な有害事象が起こることがある。高齢者の認知症関連精神病に対する使用では死亡や脳卒中リスクに関する警告がある。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: Antipsychotic Medications ↩本文

カテゴリ:メンタルヘルス / 基礎概念 / 薬理

タグ:抗精神病薬 / 精神医学 / 薬理

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