アドバンス・ケア・プランニング(ACP)

最終更新:2026年8月16日

アドバンス・ケア・プランニング(ACP)は、病気や事故などで自分の意思を伝えられなくなった場合に備え、将来受けたい医療やケアについて本人の価値観や希望をもとに考え、家族や医療関係者などと共有しておく取り組みである。[1]

概要

ACPでは、本人が意思表示できなくなった状況を想定し、どのような医療やケアを望むかを前もって考える。計画は本人の価値観、希望、家族や大切な人との話し合いを基礎として作られる。[1]

主な内容

ACPには、本人に代わって医療上の判断を行う代理人を決めること、終末期にどのようなケアを望むかを考えること、リビングウィルなどの事前指示書を作成することが含まれ得る。事前指示書は、本人が意思を伝えられないときに希望を家族や医療従事者へ伝えるための文書である。[1][2]

事前指示書

事前指示書には、生命維持に関わる治療を受けるかどうかなどの希望を記すリビングウィルや、本人が判断できない場合に医療上の意思決定を行う代理人を指定する文書がある。[2]

共有

作成した計画や文書は、家族や信頼できる人が必要時に確認できるよう、保管場所も含めて共有しておくことが重要とされる。ACPは高齢者や終末期の病気がある人だけでなく、意思表示できない事態に備えるという点で、健康な時期から考えることができる。[1]

エビデンス・科学的評価

MedlinePlus Magazineは、本人の希望をあらかじめ文書化しておくことで、終末期に本人が望むケアを受けられる可能性が高まるとしている。[1]
MedlinePlusは、事前指示書を、本人が意思表示できない場合に終末期医療などの希望を家族、友人、医療従事者へ伝えるための法的文書として説明している。[2]

安全性・注意点

ACPは特定の治療そのものではなく、将来の医療やケアについて本人の希望を整理し、意思表示できなくなった場合に備えるための意思決定・共有の枠組みである。[1][2]
代理人や重要な文書の保管場所を家族や信頼できる人と共有しておくことが、本人の希望を実際の医療判断につなげるうえで重要である。[1]

参考文献・参考情報

  1. NIH MedlinePlus Magazine: Advance care plan: A checklist for the future ↩本文
  2. MedlinePlus: Advance Directives ↩本文

カテゴリ:医療制度・倫理 / 基礎概念

タグ:ACP / 人生会議 / 意思決定

知識マップ

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関連項目