起立試験

最終更新:2026年8月20日

起立試験(active stand test)は、仰臥位から立位へ姿勢を変えたときの血圧と心拍数の変化を測定し、起立時の循環反応を評価する検査である。[1]

方法

登録資料の方法では、まず仰臥位で10分間安静にして血圧心拍数を測定し、その後立位となって1、3、5、10分後に血圧と心拍数を再測定する。[1]

利用

起立性頻脈症候群(POTS)など起立不耐症の評価に用いられる。成人POTSでは、起立またはヘッドアップティルト後10分以内に心拍数が30回/分以上増加し、起立性低血圧を伴わないことが診断基準の一部とされる。[1]

他の検査

より詳細な起立不耐症の評価では、非侵襲的循環モニタリングを伴うヘッドアップティルト試験が用いられることがある。[1]

検査結果の位置づけ

起立試験はPOTSなどの起立不耐症を評価する手段の一つである。POTSを疑う場合でも、構造的心疾患不整脈内分泌疾患、薬剤、脱水など他の原因を除外する評価が必要となる。[1]

ヘッドアップティルトとの関係

能動的な起立試験は簡便に実施できる一方、ヘッドアップティルト試験では非侵襲的な循環モニタリング下で姿勢変化への反応を評価でき、POTSを含む起立不耐症の詳細評価に用いられる。[1]

エビデンス・科学的評価

起立試験は簡便に姿勢変化への血圧・心拍反応を確認でき、POTSなどを疑う際の評価に利用される。[1]

安全性・注意点

異常な心拍・血圧反応には心疾患、内分泌疾患、脱水、薬剤など多くの原因がありうる。起立試験の数値だけで診断せず、病歴や心電図などと合わせて評価する。[1]

参考文献・参考情報

  1. NCBI Bookshelf: POTS — Active Stand Test ↩本文

カテゴリ:循環器 / 検査・評価 / 神経

タグ:自律神経 / 血圧 / 起立性低血圧

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関連項目