【感想】
はい、というわけでラブコメでした。
要するに恋愛小説ですね。
ここに関してはネタバレしようがしまいが読んでいくうちにわかると思うので。
ミステリというよりはそっちがメインな気がします。
そして凄い叙述トリックでした。
これは映像化無理です。やりようがありません。
後から読み返せば「あー確かにここはそういう感じじゃないと違和感あるよな」という所がちらほら。
この小説の核心についてネタバレできないので凄い抽象的な伝え方になっていますが、まあ伝わると思います。
というか私の紹介する小説は全て叙述トリックである以上抽象的にならざるを得ないのですが。
にしても中々衝撃的な叙述トリックでした。
私の場合は「叙述トリックものである」とあらかじめ知った上で読み進めていたわけですが、びっくりさせられました。
それほど大胆なトリックではあったんですけど。
そして叙述トリックの芯となっている部分が前提にあるからこそ意味を生む描写ばかりなので、ネタバレ無しで語るのが難しい小説でもあります。
ちなみに私は叙述トリックを見抜けませんでした。はい。今回もです。
中には「よくよく調べるとわかる」伏線も張ってあるのですが、相当根気よく調べないとわからないようなものもしばしば。
多くの方は私と同じように種明かしまでわからないのではないでしょうか。
そしてとにかく作中のメインキャラクターの活発さに驚かされます。
最近はそういう状態で元気な人も増えてきていることは確かですが、にしても中々の元気さですよ。
私なら死んでます。
ミステリー部分に関しては中々凄惨な事態に陥りますが、
危うい空気を纏いつつ物語がスリリングに展開されるので引き込まれるのではないでしょうか。
それでは今回はこの辺りで記事を締めたいと思います。
また次回お会いしましょう、さようなら。
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