そもそもユウヤくんのエンタメに対する作中での評価と、我々視聴者の評価が大きく乖離している状態で、
「ユウヤくんのエンタメが好きだから仲間になる」というやり取りは飲み込むには少し難しいところ。
ユウヤvs沢渡のようなデュエルならではの駆け引きにより魅力が際立つエンタメデュエルならともかく、
デュエルのエフェクトで花火が打ち上がっててそれが綺麗だから改心しました、だったら
「それデュエルじゃなくてよくね」となるんですよね。
もうみんなで花火見に行けば良いんですよ。
まあ制作側にもその意識があるからこそデュエルをバンバン省略したり中断しているわけですが。
エド
これまでエクシーズ次元編における物語への集中力が散々削がれてきた中で、このキャラ自体は特段言動に矛盾を孕むキャラではありません。
問題は2点、
まずは過去キャラであるエドを安易に出すことのリスクについて。
正直「この役がエドである意味…」と何度も考えましたし、いっそ振り切った新キャラでも良かったのでは。
過去キャラを安易に登場させることのリスクの大きさはわかっていたはずなのに、
その点でまず練り込み不足。
「とりあえず過去キャラのエドを出しておけば盛り上がるだろう」という作り手の思いがよく伝わってきます。
そして2点目、その上でキャラの魅力をこれでもかと殺す描写の数々。
シンクロ次元編後半からここは強く表れているポイントなのですが、とにかくキャラ描写が曖昧で雑。
本作のエドの魅力は?と聞かれて具体的に回答できる人は少ないのではないでしょうか。
ここはキャラクターどうこうだけの話ではなく、ストーリー自体から既に視聴者の心も離れだしていたために余計に叩かれた部分ではあるのですが。
「過去キャラをとりあえず出してみることのリスクの大きさ」
「キャラ描写は雑、そもそもキャラの魅力を発揮させるつもりが制作側にさらさらない」
という2点により、
過去キャラの中でも明日香さんに次いで「プラス」が無かったキャラクターと言えます。
そもそもユウヤによって笑顔になったのは良しとして、そのことが他の人に対して「君にも笑顔になってもらう」とか言い出すのはどうかと思います。
これは仮にエドじゃなくても「ん?」と思ってしまう部分です。
さて次回は融合次元編。
というわけで今回はこの辺りで記事を締めます。
また次回お会いしましょう、さようなら。
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