では第105回へ。
第105回(2016年)
1:21.8%
2:20.5%
3:28.6%
4:29.5%
5:37.5%
もはや、ここまで来れば疑いの余地はないでしょう。
基本的に看護師国家試験は「5番が最も正解に設定され、3番と4番がそれに続く形で多く正解として設定されている」ということです。
そのかわり1番と2番はやはりかなり低め。
さあどんどんいきましょう。
第104回(2015年)
1:18.5%
2:26.6%
3:34.8%
4:27.0%
5:22.9%
ここにきて5番の不敗神話が途切れます。
しかしその分3番が絶好調ですね。
1番は問題製作者に嫌われてるんでしょうか。
第103回(2014年)
1:22.3%
2:25.2%
3:29.4%
4:23.5%
5:64.3%
ここは特にすごいことになっているのですが、5番の正解率が60%を超えています。
おそらくここ(2014年)で5番の正解率を高めすぎた結果、
その反省として次年度(2015年)で必要以上に5番の正解設定率を下げたのではないでしょうか。
さて、過去数年分、約1200問分の正解設定率を調べました。これだけ調べればかなり精度の高いデータが取れるはずです。
ではまずは過去数年の番号ごとの正解設定確率はこちら。
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過去数年間における番号ごとの正解解答率
1:22.8%
2:24.0%
3:29.5%
4:26.3%
5:39.9%
5番の異常な高さ
この数年間を1年ずつ見てきましたがその印象通り、5番がぶっちぎりで高いです。
5番は五択問題でしか出番がないため、
製作者としても5番が多く正解になるよう調整しているのでしょうが、
ここまで露骨に高いとなると受験生にとっては傾向がわかりやすくてラッキーですね。
本番にて5択問題に取り掛かる際は「5番が正解の可能性がずば抜けて高い」ということを念頭においておくと正解率が上がるかもしれません。
反対に「五択問題を全部解いたけど、やけに5番が少ないな…どこか間違ってるのかもしれない」と見直すきっかけにもなります。
四択問題では3番と4番を選ぶと有利
さあそして最も多い四択問題ですが、ここに関してもはっきりと傾向が。
3番と4番が圧倒的に多いです。
「正解は1番と3番のどっちかなんだよなー」という時は3番を選ぶと良いかもしれません。
特に重要なのが、毎年毎年「常に3番と4番は、1番と2番よりも多く正解に設定されている」のです。3番に関しては常にトップクラスの正解設定率。
これはかなり大きな情報と言えます。
例えば本番で一通り問題を解いて、自分の解答した番号の中で1番が最も多かった場合、「いやいや、それは間違っているかもしれない」と修正することができるのです。
1番に関しては毎年20%程度とかなり低い正解設定率のため、本番であまりにも自分が1番や2番を多く選んでいる場合は要注意かもしれません。
1番や2番の低さ
3〜5番と比較した時にあまりにも低い正解設定率の1〜2番。
1番や2番といった選択肢の早い段階で正解を出したく無い、という問題製作者側の意図も有るのでしょう。
また、3番以降に正解を設定することで1問あたりに取り組む時間をより長くし、受験生の思考力を試すという目的も有ると思います。
とにかく本番で1番や2番があまりにも多い場合は注意が必要です。
それでは今回はこの辺りで記事を締めます、また次回お会いしましょうさようなら。
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