何とか発動できたとして
さあ、しかしそれでもどうにかしてこのカードを生かすべく、
デッキ破壊の限りを尽くし互いの墓地を肥やすことで発動条件を整えたとしましょう。
やっと現世と冥界の逆転を使える!発動だ!
あれ…相手のデッキ増えてね…?
そう、ここが何よりの問題点。
このカードを発動すると相手のデッキが増えてしまうのです。
OCGでは初期デッキが40〜60枚なため、発動に成功すればまず間違いなく相手のデッキを減らすことができました。
しかしデュエルリンクスは初期デッキは20〜30枚。
このカードを発動してしまうとデュエル開始直後と同じデッキ枚数に復活させてしまうのです。
さあこうなると事情は変わってきます。
「大量のデッキ破壊カードを搭載し相手のデッキを極限まで減らした後、
現世と冥界の逆転により相手のデッキを極限まで増やす」
という謎デッキの出来上がり。
「発動するのにデッキ破壊を要するのに、効果自体はデッキの増加」
という、発動条件と発動した効果が全く噛み合っていないカードになってしまっているわけです。
OCGでは「轟雷帝ザボルグ」や「終焉のカウントダウン」など、このカードを活かすことが可能なカードは存在します。
しかし現在デュエルリンクスにそれらのカードは実装されておらず、
また仮に実装されてもOCGとのルールの違いにより「現世と冥界の逆転」とそれらのカードの間にそこまでシナジーも生まれない、という未来すら見えない状況。
コメント