この場所の全ての金属を飛ばしてやるぞ”
チューブラー・ベルズ
金属に息を吹き込むことで風船のように膨らませる世界。
バルーンアートの要領で自在に形を変えることが出来、動物の形に変えることでその動物の性質に応じた標的の追跡を行う、自動追尾型のスタンドとなる。
例えば“バブル犬”にすれば標的のにおいをどこまでも追跡する。
さらには標的の体内に入り込み内側から破壊できる。
匂いだけで自動追尾し致命傷まで負わせてくれるというスタンドを大量に生み出せる…と考えれば強力。
特に、安全に暗殺を行うのにうってつけの能力だろう。
作中では匂いでの追跡を目的として犬を生み出していたが、
例えば鳥を生み出せば上空からの追跡が可能になったり、
蛇を生み出せば温度での追跡が可能になったりするかもしれない。
金属の分だけ追跡動物を生み出すことができるのも強み。
総じて、中・遠距離で一方的に相手を攻撃したり、捜索からの奇襲が出来たりと、
十分に距離がある状態での戦闘に秀でる。
一方で能力の性質上、近距離戦を行うメリットはほとんど無い。
チューブラー・ベルズ側は敵が離れようが隠れられようが問題なく攻撃ができるため わざわざ自分から接近する意味はなく、
むしろ相手に反撃のチャンスを与えるため逆効果である。
金属を操って盾にすることはできるが、
パワー系のスタンドを相手にした場合はそれさえ役に立たないだろう。
相手との距離が詰められたら、基本的には逃げの一手でも構わない。
また、手元に金属が無いと能力自体発動できないため、釘を持ち歩くなど金属の携帯は半ば必須。
万能ではないが、型にハマれば強い世界といったところだろう。
なお、金属を変形させ操る能力ではあるが、巨大な金属でもコントロールできるのだろうか。
作中ではそこそこの大きさの金属を大量にコントロールする作戦に出ていたが、
もし巨大な金属を操れたり、細かい金属を集めて大きく出来たりするのであれば、体内からの破壊力を格段に底上げできたり等また違った運用ができるかもしれない。
あるいは、金属以外の物に金属を絡めることで“金属扱い”し、コントロールする…というようなことも出来たりすると面白い。
作中では金属変化のレパートリーはそれほど多くなかったため、応用には限界があるのかもしれないが。
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