【シゲル、ヒロシ】アニメポケモンカントーリーグを振り返る【キングラー、マダツボミ、リザードン】

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※記事内容につきましては、作品に触れた個人の主観に基づく感想・考察になります。

カントーリーグではサトシのライバルであったシゲルが退場してしまったため、サトシの新たなるライバルとなる存在が登場する必要があったわけですね。

このヒロシというキャラの出番自体は全話通じてもそれほど多くは無いのですが、

後に本編や外伝、複数回のOPに登場するなど、たびたび視聴者の目に入るため、

記憶されている方も多いのでは無いでしょうか。

さてこのヒロシというキャラはシゲルとはまた違ったタイプのキャラであり、

当時のサトシを少し落ち着かせたような性格と言えます。

5回戦:サトシ vs ヒロシ

ヒロシの使用する戦術:不明

さて5回戦でサトシとヒロシが相対するわけですが、この試合は異例な展開づくめと言っても良いでしょう。

というのもサトシの元にロケット団がいつも通りのノリで絡んできてしまい、

あれこれしている間にヒロシとの試合に大幅に遅れてしまうのです。

これに関しては対戦相手のヒロシが「サトシは必ず来る」との主張を繰り返し、自身の不戦勝を拒んだため、試合自体は行われたのですが。

サトシとヒロシの絆、単純な勝ち負けを超えた強い想いは感じました。

そして試合開始時にサトシの手持ちポケモンがベストコンディションではなかった事も異例な点。

ロケット団との出来事の間に、サトシの手持ちポケモンは疲弊。

サトシ側がハンディを背負った状態で試合は繰り広げられていきます。

そして試合も終盤、手持ちポケモンが疲弊し切ったサトシは最後の一体として、その命運をリザードンに託します。

しかし当時のリザードンはサトシの命令を聞くかどうかは気分次第、といった具合。

そしてリザードンはその強さゆえ、相手ポケモンとのレベルの差が開いていることに気づくと、露骨に舐める傾向にありました。

結果として、自分よりも明らかに弱いポケモン相手にリザードンはやる気をなくし試合放棄。

カントーリーグセキエイ大会では瀕死にならずとも、睡眠状態に陥った時点で戦闘不能と同じ扱いとなるため

(このルールだったらダークライ使いのタクトは更に無双していたことでしょう)、

これでリザードンも事実上の戦闘不能に。

サトシの最初のリーグ挑戦はこうした「まさか」の連続により幕を閉じました。

もしロケット団がもう少し諦めが良かったら、あるいは疲弊しているポケモンが少なかったら結果は変わっていたかもしれません。

…しかし全試合を通じて、サトシ自身が未熟だったことも事実。

カントーリーグでのサトシは戦略的な面や精神的な面において、後のリーグ参加時と比べるとかなり「幼い」印象を受けます。

まあまだ子供でしたしね。いや今も子供なのか作中の年齢上は…。

ともかく、初めてのポケモンリーグ挑戦ということもあり色々な経験を経て成長していったということでしょう。

(これはシゲルにも言えますが)

というわけで今回はこの辺りで記事を締めます。また次回お会いしましょう、さようなら。

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