【難問/短編】「意味がわかると怖い話」解説付き最新まとめ【短いけど難しい】

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「一見普通の文章、だけどどこか様子がおかしい…」
意味がわかると怖い話まとめ。
解説をつけていますが、複数の解釈が可能なお話もあります。
基本的にはホラー寄り、しかし中には皆さんを飽きさせない「ある意味怖い」お話も。
夜更かししたい夜などにご覧ください。

意味がわかると怖い話 前編

※この記事は前編、中編、後編、終編に分かれています。

また、各ストーリーの下に解説を掲載しております。

真相のネタバレになりますので、じっくり考えてから見ることをおすすめします。

この山の崖は景色が良くてちょっとした名所。
展望台に出ると風が気持ちいい。
先には望遠鏡が設置されている。
自分の家はあっちの方角かな、なんて考えながら近づくと
同じタイミングで一人の男が近づいてきた。
「あ、お先にどうぞ」
『ありがとうございます』

男は身を投げた。
あの時譲らなければよかった。
全身に痛みを感じながら俺は後悔している・・・

【解説】
登場人物は2人とも身を投げることを考えて崖に訪れていた。
男性に譲ったために、先に身を投げた男性がクッションとなり、後から身を投げた男性は命を落とし切ることが出来ず、全身に痛みを感じている。

無人島

ある無人島に6人の女と1人の男が流れ着いた。
最初こそ協力して生活していたものの、若い女たちは夜な夜な男を求めるようになった。
1日交代制で男の休みは日曜のみで、疲労の色は増した。

そんなある日、島に一人の男が流れ着いた。

「助かった、これで休みが増えるぞ!」

男の休みはなくなった。

【解説】

流れ着いた男性も、元からいた男を求めるようになったため、日曜の休みも消えた。

身代金

息子が誘拐された。

「警察に知らせたら殺す」

と言う決まり文句で始まり、多額の現金を要求された。
とてもそんな金は無い。

俺は懇願した。
せめて、せめて分割にしてくれ、と。

犯人は躊躇っていたが、説得のかいがあり承知してくれた。

【解説】
支払いは分割で通ったものの、息子も「分割」され返ってくるようになった。

血液型

俺ん家は5人家族なんだが、血液型が

父A 母A 俺AB 姉O 妹A

と、バラバラでワロタw姉だけA入ってねぇw誰だオマエw

【解説】
A型同士の結婚でもO型の姉は生まれるが、AB型の「俺」は生まれない。

エレベーター

高層マンションに住んでいる男性の話。

彼は14階に住んでいるためエレベーターは必須。
夜中に帰宅した時、エレベーターに乗り14階のボタンを押しました。
ドアが閉まり動き出したところ、8階のボタンのランプが点灯しました。

「あぁ、8階から誰か乗ってくるのか…」

【解説】

外から人が乗る場合は、中の押しボタンは点灯しない。
中の押しボタンが点灯するのは、「エレベーターの中から誰かが押した場合」のみ。

妹の部屋

先日、俺が妹の部屋で大便していたら、旧・日本兵の格好をした見知らぬ男が入ってきた。
最初は泥棒かと驚いたんだけど、無言のまま血走った眼でこちらを睨みつけてくる。
ちょっと薄気味悪くなって、「貴方は誰ですか、何をしているんですか?」って尋ねたら、
「バカヤロー!」って叫んでそのまま霞みたいに消えてしまった。

その後、帰宅した妹に事情を話したんだけど、泣き叫ぶばかりで話にならなかった。
両親も怒鳴ったり喚いたりするばかりで、その男の話は何も出来なかった。

もしかすると家族は俺の知らない秘密を抱えているんだろうか?
いま思い出しても背筋が凍る思いだ。

【解説】

いくつか説が存在する。
まず一つ目は、妹の部屋で大をした兄に対し家族が怒り、それに兄が気づいていない、という可能性。
ギャグ色が強い説であるが、わざわざ一行目に「妹の部屋で大を〜」と記してあることから、これが主流の解釈の一つとなっている。

もう一つが、「俺」は妹の部屋で首を吊っており、命を落としているために排泄物が滴り落ちている、という可能性。
自分が命を落としたことに気づいておらず、妹や両親が「俺」の話を聞いてないように感じる、という説である。
自ら命を落としたのにそれを失念しているのはやや気になる点ではあるが、
「背筋が凍る(命を落としたために冷たくなっている)」等の描写とも噛み合っているため、
こちらも主流の説の一つである。

いじめ

小学生の頃、5人ぐらいで構成されたいじめのグループがあり、そのターゲットになってるA君がいた。
勉強もスポーツもダメでいつもヘラヘラしているから、いじめられやすかったのだと思う。

性格もおとなしく、いじめられても反撃せずに「やめてよぅ、くちゃーに」と言うだけだった。
この「くちゃーに」ってのは彼の口癖のようで、いじめられる時はいつも決まり言葉のように言っていた。

ある日気の毒に思ったので、彼にどうしてやり返さないのか聞いてみた。
彼はヘラヘラ笑いながら「平気だよ、だって…」と言うだけだったが、その目は笑っていないように思えた。

何しろ人の目を見て鳥肌が立ったのは、後にも先にもその時だけだったから。
翌年彼は転校し、みんな彼のことは忘れていった。

それから20年ほど経ち、同窓会でほどよくアルコールが回ってきた頃「そういえば」と友人が話し始めた。
どうもA君をいじめていたグループが全員亡くなったらしい、しかも全員自殺…と。

その友人も詳しくは知らないが、いじめグループは中学に入った頃から精神的におかしくなり始め、強制入院させられたが、半年以内に院内で自ら命を絶ったらしい。
そんなことがあったのか、なんか怖いなと思ったとき彼の口癖を思い出した。

【解説】
くちゃーに→くちあに→口兄→呪
いじめられた際、常に呪いをかけ続けていた。




明日はどこへ

昨日は海へ脚を運んだ
今日は山へ脚を運んだ
明日はどこへ運ぼうか
俺は頭を抱えた

【解説】
人間をばらばらにして、いろいろな場所に運んでいる。

事件

近ごろの警察はなにやってるんだろうね。
血税でで食わせてもらってるくせに、ろくな働きしねぇんだからとんだ穀潰しだ。

先週、職場の近くで殺人事件があったんだよ。
若い女をアイスピックでめった刺し。

しかも普通のアイスピックじゃない、業務用の三本歯のやつでだぜ?怖ぇだろ。

小さな町だから、どこいってもその話で持ちきりだよ。
マスコミもかなり大きく取り上げてる。

滅多にない大ニュースだから無理もないけど、恐怖を煽るだけ煽って無責任なもんだ。
うちのばあちゃんなんか、可哀相なくらい怯えちゃって、毎日何時間も仏壇の前で手を合わせてる。

なのに警察ときたら、まだ凶器すら判明できないだとよ。
まったく馬鹿にしてるとしか思えないね。

【解説】

警察が特定できていない凶器をなぜか語り手は知っている。
つまりこの事件の犯人は語り手である。

ちなみに、「可哀想なくらい怯え切っている」ばあちゃんは、この事件を起こしたのが孫であることを知ったために怯えている、という説もある。

毛皮のコート

ある日、母親が新しい毛皮のコートを着ているのを見て、ジャックは言った。

「ママがそのコートを買うために、可哀相な生き物が犠牲になってるのを知ってるの?」

すると母親は怒ってジャックに言った。

「ジャック!お父さんのことをそんな風に言うんじゃありません!」

【解説】
ジャックは、毛皮に使われている動物を指して「可哀想な生き物」と言ったが、
母親は、働いて稼いだお金を毛皮のコートに使われている夫を「可哀想な生き物」と解釈した。

かくれんぼ

昔公園で友達らとかくれんぼをした。
かなり広い公園で隠れるには困らないけど、問題は鬼になった時、只でさえ広くて大変なのに友達4人とも隠れ上手。
鬼には絶対なりたくなかった。

ジャンケンに勝ち、なんとか鬼を免れた僕はケンちゃんと一緒に公衆トイレの屋根の上に隠れた。

「皆どこに隠れたのかな」

「さあ皆隠れるの上手いからな」

「でもター君は身体が大きいからショウ君達より先に見つかっちゃうかもね」

僕達は息を殺して、そこに隠れていた
どの位たった頃だろうか

ケンちゃんが
「トイレ行ってくる」と僕に小さな声で言ってきた。

見つかるからと止めたけど我慢出来なかったのかケンちゃんは下に降りて行ってしまった。

その時「みーつけた」と声が聞こえた。
どうやらケンちゃんが鬼に見つかってしまったらしい。

その日から鬼はケンちゃんの両親になった。

【解説】

ケンちゃんを「みつけた」のは霊、または不審者だった。
両親は行方不明となったケンちゃんを探すこととなった。

バス

ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。
山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。

食事が終わり定食屋に設置されているテレビをふと見ると、さっきまで家族が乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていた。
そのニュースを見た妻は、「あのバスを降りなければよかった…」と呟いた。
それを聞いた夫は、「何を馬鹿なことを言っているんだ!」と怒鳴ったが、
すぐに「あぁ、なるほど。確かに降りなければよかった…」と妻の意図に気づく。

【解説】
夫婦がバスから降りなければ、バスが停車する数十秒程度の時間と、停車前後の減速・加速の時間が丸々カットされ、
バスが落石事故に遭う可能性は減っていたかもしれない。

未来予知

もう昔の話だが、ガキの頃はいつも親友のAとお喋りしながら学校から帰っていた。

俺「なぁ来週テストだろ?明日一緒に勉強しようぜ」

A「わりぃ、明日はドラクエ1の発売日だから学校サボって買いに行くわw」

俺「お前毎日徹夜でゲームばっかやってて授業中も殆ど寝てるクセに、成績いいよな」

A「・・・俺、実は未来予知能力があってさ。テスト内容分かるからいい点取れるんだ・・・」

俺「はぁ?wそんな能力あるんなら俺にくれよ、競馬当てまくって金稼ぐわー」

A「・・・バカ、冗談だよw」

俺「つまんねー」

次のテストで、Aは満点を取った。
今思えばそれは当たり前の事だったのだ。

【解説】

ドラクエ発売前日の時点で「ドラクエ1」と呼んでいる。
シリーズ化はおろか、ヒットするかどうかもわからない1作目が発売される前の時点でわざわざ「1」を付けて呼ぶことは通常ありえない。
これはAが、ドラクエがシリーズ化することを未来予知により知っているためである。




年齢

あと10分ほどで真夜中になるという時間帯に、私は特急電車に乗っていた。
やがて、途中の駅で一人の男が乗り込んできた。
その男は、電車のドアが閉まると、突然我に返ったように乗客の顔を見回し始めた。
「すみません。あなたの年齢は28歳ですか?」
男が私に話しかけてきた。
「そうですが、どうしてわかったんですか」
私が聞き返しても、男は無視して、また別の人に話しかけた。
「あなたの年齢は45歳ですか?」
「そうですけど……」
「あなたは62歳ですね?」
「どうしてわかったんだ?」
そんなやり取りを繰り返していく。
どうやら、その男には、顔を見ただけで年齢を当てる特殊能力があるらしい。
次の停車駅までは、まだ15分以上ある。
私を含め、乗客たちは全員その男に注目し始めた。
「あなたは50歳ですね?」
「そうですが、あと5分で日付が変わったら、51歳になるんですよ」
最後に質問された女性は、笑顔でそう答えた。
年齢を当てていた男の顔が、その途端に青くなった。
「凄いですね。百発百中じゃないですか」
私は男に話しかけた。
すると、男は青い顔を私に向け、こう言った。
「・・・私が見えているのは貴方がたの寿命です」

【解説】

5分後に51歳の誕生日を迎える女性の寿命が50歳であることをはじめ、
乗客全員の寿命が現在の年齢と同じ。
つまり5分以内にこの特急電車が事故を起こすなどして、乗客全員が命を落とす。

ワイン

ある男と女が車の事故を起こした。双方の車は完全に大破していたものの、二人は無傷だった。
なんとか車から這い出ると、女は

「男の人だったのね、なんてステキ!ねえ車を見て。もう車はダメみたいだけど、あたしたちは幸運にもケガはないみたい。きっと神様があたしたちをめぐり合わせてくれたのよ。今後も会って、二人で残りの人生を楽しみなさいって!そういうことなのよ!」

男は喜び、「そうだとも!まったくそのとおりだ!」

女は自分の車の助手席付近から何かを取り出しながら、男にこう言った。

「ねえ、もうひとつ奇跡が起きてるの。あたしの車はもうめちゃくちゃなんだけど、このワインは平気みたい。これって、アレじゃない?神様がお祝いをしなさいってことなのよ!」

女はワインを男に手渡すと、男はうなずき、キャップを開けて半分飲み干し、女に返した。
女はワインを受け取るとすぐにキャップを閉めて男に再度渡した。

男「どうした?きみはやらないのか?」

女「ああ…。お巡りさんもうすぐくるわよ。」

【解説】

男性にのみワインを飲ませたことで飲酒運転の嫌疑がかかるようにし、事故の責任を男性に被せようとしている。

座薬

僕「先生、どうでしょうか?」
医者「心配ないですよ。よく効く座薬がありますから、それを使いましょう」
僕はパンツを脱いで、お尻を先生の前に突き出しました。先生は両肩に手を掛けました。
医者「いいですか?イキますよ。ハイ、力を抜いて」
僕「ううっ」
座薬が何個も入ったようでした。
医者「この座薬を毎朝、1週間続けてみてください」
僕「どうもありがとうございました」
翌朝。言われた通り座薬を入れようとしたが上手くいきません。そこで嫁に頼むことにした。
嫁「これをお尻に入れればいいのね。わかった。いくわよ」
嫁は右手で座薬をつまみ、左手を肩にかけました。
その時!
僕「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」
嫁「どうしたの?!ごめんなさい、痛かった?大丈夫?」
僕「うわぁぁぁぁ!!違う、今、気が付いたんだ!うわぁぁぁぁ!!!」

【解説】

嫁に座薬を入れられた感触と、医者に座薬を入れられた感触が違うことに気づく「僕」。
嫁は紛れもなく座薬を入れているため、医者は座薬を入れていないということがわかる。

そして医者が入れた時は「座薬を何個も入れている」かのような感触を覚えており、
医者が入れたのは座薬よりも圧倒的に長いナニかということになる。
ということは医者が入れていたのは…。

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