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【レア刑法?】「決闘罪」とは【決闘罪ニ関スル件】

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決闘罪とは

「決闘」とは、『当事者間の合意により相互に身体又は生命を害すべき暴行をもって争闘する行為』のことです。

漫画等でも描かれる少年同士のいわゆる「タイマン」がこれに該当します。

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まずは決闘に関する法律「決闘罪ニ関スル件」について紹介しておきましょう。

決闘罪ニ関スル件

1

決闘ヲ挑ミタル者又ハ其挑ニ応シタル者ハ六月以上二年以下ノ重禁錮ニ処シ十円以上百円以下ノ罰金ヲ附加ス

2

決闘ヲ行ヒタル者ハ二年以上五年以下ノ重禁錮ニ処シ二十円以上二百円以下ノ罰金ヲ附加ス

3

決闘ニ依テ人ヲ殺傷シタル者ハ刑法ノ各本条ニ照シテ処断ス

4

1 決闘ノ立会ヲ為シ又ハ立会ヲ為スコトヲ約シタル者ハ証人介添人等何等ノ名義ヲ以テスルニ拘ラス一月以上一年以下ノ重禁錮ニ処シ五円以上五十円以下ノ罰金ヲ附加ス

2 情ヲ知テ決闘ノ場所ヲ貸与シ又ハ供用セシメタル者ハ罰前項ニ同シ

5

決闘ノ挑ニ応セサルノ故ヲ以テ人ヲ誹毀シタル者ハ刑法ニ照シ誹毀ノ罪ヲ以テ論ス

6

前数条ニ記載シタル犯罪刑法ニ照シ其重キモノハ重キニ従テ処断ス

わかりやすく説明すると

さて、これだけでは少々わかりにくいかもしれません。

上記の条文を改めてわかりやすく説明しておきましょう。

決闘を挑んだ者・応じた者が処罰される

決闘を挑んだ人や,その申し込みに応じた人は、6ヶ月以上2年以下の懲役に科せられます。

この条文における「挑む」とは日時や場所について条件を提示し決闘を申し込むことであり、

口頭や手紙、メールなどその種類は問われません。

したがって「決闘をしよう」と誘いをかけたりそれに応じた時点で、

実際に決闘をしていなくても処罰される可能性があります。

実際に決闘を行えば更に重い罪に

実際に決闘を行った者は2年以上5年以下の有期懲役に科せられます。

決闘の約束をした時点と比べて、その罰はより重い物となっています。

決闘立会人や決闘場所を提供した者も

決闘の立会人となることを約束した人や実際に立会人となった人、

また決闘をすることを知りながら決闘のための場所を提供した人は、

1カ月以上1年以下の懲役に科せられます。

決闘罪に該当しない例外

決闘の結果、人を殺傷した場合は決闘罪と殺人罪・傷害罪とを比較し、

より重い方で処罰されることになります。

またプロレスやボクシングなどは刑法35条(正当な業務による行為は罰しない)により、

処罰されることはありません。



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なぜ決闘罪が生まれたのか

さて、ニュース等を見てても聞き馴染みのない決闘罪。

そもそもなぜ「決闘罪ニ関スル件」は生まれたのでしょうか?

この法律が制定されたのは明治初期。

西欧からさまざまな文化が日本に入ってくる中で、

西欧型の決闘の風習が日本に伝播するのを防止するために制定された、と言われています。

この法律の影響かどうか定かではありませんが結果西欧型の決闘は根付くことなく、

この法律の適用例もほとんど無い状態でした。

しかし「タイマンが決闘罪に該当する」と判断がなされてから一変、

暴行罪や傷害罪では取り締まることが出来ない事件を摘発する法として、その価値を見出されることとなったのです。

とはいえ依然として適用事例は少数であり、この法令を適用して立件された、というだけで話題になることも少なくありません。

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